お気に入りの絵本紹介。今回はくすのきしげのりさんの「ぼくのジィちゃん」です。


ぼくのジィちゃん
くすのき しげのり
佼成出版社
2015-03-14



最近は1学期に行われることも多くなった運動会(体育祭)。
でも、全ての子どもが楽しみにしているわけではありません。

昔の管理人のように、足が遅い子にとっては運動会はむしろ苦痛なもの。
作者のくすのきさんは、そんな子どもに視点をあてつつ、とてもコミカルで心温まる絵本に仕上げています。

KIMG1628

主人公は足の遅い男の子。PTAクラス対抗リレーに出場するお父さんといっしょに、走る練習をしますがなかなかうまくいきません。

そんなとき運動会の応援に、おじいちゃんがやってきます。男の子はもう小学生なのに、かわいいTシャツをおみやげに持ってきたりして、何だか頼りないおじいちゃん。

運動会当日、男の子は練習の甲斐なく、徒競走ではビリになってしまいます。
何とかお父さんにはがんばってほしいところですが、会社の用事でお父さんは急にリレーを欠場することに。

代わりの走者が見つからず、何とおじいちゃんが代わりを務めることになるのですが…

あっと驚く結末は、ご自分で確かめてください。


元小学校教師である くすのきさんの絵本は、常に子ども達に対する温かい眼差しで満ちています。

運動会が近づいて、沈みがちな子がいるようなら、一度読んであげてはどうでしょうか。


ぼくのジィちゃん
くすのき しげのり
佼成出版社
2015-03-14